1日3食が食べ過ぎの理由

半日断食で朝食を食べなくなって気づいたんです。

「朝ごはんを食べないと午前中活動できない」はウソ。

テレビのグルメ特集で「お腹いっぱいに食べることが幸せ」という感覚を植え付けられてるし、空腹はひもじい、貧しい。みたいなイメージが先行している。

それに加えて、

「3回の食事でいろんな食材を取ることが大切だ〜」と栄養士が言うもんだから、モリモリ3食たべなければ健康になれないなど、空腹にはネガティブなイメージしかない。

が、しかし、半日断食を始めて朝食を食べないと体が軽くなるとわかりました。

子供の頃から信じてきた概念が180度ひっくり変える。

推奨された摂取カロリーにズレがあった

「空腹こそ最強のクスリ」の著者、青木厚さんによると、1日3食が理想だとされたのは、江戸時代から、または明治維新以降かららしいです。

1日3食を提唱された時に必要とされた摂取カロリー

①2500〜2700kcal/日
(3回に分けて食べるのが望ましいとされた)

ところが、

本当はこのくらいでOK

②・18〜29歳の男性:1520キロカロリー
 ・30〜49歳の男性:1530キロカロリー
 ・50〜69歳の男性:1400キロカロリー

女性はいずれも、100〜400キロカロリー低い。

①の方が②より1,000キロカロリーくらい多いです。
大体1回の食事くらい。

だから、1日3回と言われてきた。

本来必要な摂取カロリー、②で食事の例を見てみましょう。

30代女性の1日に必要な摂取量は、1400キロカロリーだとします。

ランチ カルボナーラ:830キロカロリー
晩ご飯 サバのみそ煮定食:687キロカロリー

合計1517キロカロリー

タニタの公式サイトより

この時点で1400キロカロリーを少しオーバーしていますが・・・。
2回の食事でちょうどいいくらいです。

これに朝ごはんを食べてしまうから、1日3食は多いよってことなんです。

1日2食だった日本人

「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」とあるように、以前は日本でも食べ過ぎは懸念されていました。

昔は1日2食が当たり前でした。

農耕民族時代から当たり前に行われてきた食の習慣が、明治維新以降ガラッと変わってしまった。

ところが、1日3食しっかり食べようという風潮が蔓延しているせいで自分が食べすぎていると自覚している人が少ない。

けだるさ、ランチ後の眠気など多くの日本人が感じている悩みこそが食べ過ぎの証拠なんです。

現代人は、朝ごはんを食べると仕事を始める頃には体がだるい。

そりゃ、そうだ。

私たちの体は朝ごはんを食べるようにはできていませんから。

午前中はデトックスの時間

酵素栄養学では、午前中はデトックスの時間とされています。

体にとって、「食べない時間」=「デトックスの時間」なんです。

消化活動をしていると、デトックスできないんです。

体が消化活動をしているので、他の体内の仕事ができない。

そう、朝ごはんを食べなかったら消化の必要がないので体がメンテナンスを行える。

食べない方が体が快適?

ウソみたいな話ですよね。

世間の常識では、
空腹は低血糖状態になって頭がぼーっとする。

とか、

健康な人は朝からモリモリ食べている。
と思っている人が大半です。

きっと、あなたの空腹のイメージは、

「空腹」=「断食」

「空腹」=「つらい、ひもじい」

「食べない」=「不健康」

バランスよくいろいろなものを食べるのは大事ですが、食べない時間も同じくらい大事なんです。

人間の体は空腹の時間があることを前提に作られています。

空腹になった時に分泌されるホルモンは数多くあります。
対して、満腹になった時のホルモンはインスリン1種類。

長い歴史の中で飢餓や空腹を経験してきているので、生き残るためにいろいろなホルモンが分泌されるようになりました。

いつでも食べ物が手に入るようになったのはつい最近の話で、体が追いついていない。

朝ごはんモリモリ習慣は日本特有

真面目に朝ごはんを食べるのは日本人くらい。

アメリカの朝はシリアル。

フランスにも軽い昼食という言葉があり、朝モリモリ食べるというイメージはないようです。

台湾でも朝は消化のいいお粥を食べるのが定番です。

そう考えると、なぜ日本人は朝からたくさん食べるのか?

朝ごはんが不要な理由がなんとなくわかってきたんじゃないでしょうか。

朝に胃腸を休ませる重要性

何も食べない時間は消化活動が行われていません。

ということは、消化活動意外に必要な生命維持活動ができるということ。

体内に不要なものを取り除いたり。

食べない時間はデトックスの時間なんです。

逆に1日に3回の食事をして、6時間ごとに消化活動を行わなければならない状況だと消化活動を四六時中しなければならない。

仕事を次から次に頼まれて、整理しようと思っていた書類が全然整理できないみたいな感じ。
デスクはずっと汚いままで、片付ける余裕もない。
仕事の効率も悪くなる。

ちょっと時間くれれば、片付けれるのに〜!

3回の食事を毎日続けているあなたの体はこんな悲鳴をあげているでしょう。

朝食は食べても軽く

あなたの体は、睡眠中に軽い断食をしています。

朝食は英語で「breakfast」と言います。
ファスティング(断食)をブレイクするものとされています。

断食をする際も、食事を徐々に戻していくように1日の最初の食事は軽めが理想的です。

ヨーグルトとバナナとか、ナッツとか。

果物の果糖は吸収がゆっくりなので、血糖値も急上昇しないので安心です。

まずは、休みの日などに朝食を軽くして少しつづ空腹に慣れていってください。

胃腸を休ませることで、お昼ご飯の消化が早く午後からも快調に動けますよ。

空腹を紛らわせるために、酵素ドリンクもおすすめです。
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